まず、みことばを
献身者は「神の奥義の管理者」(1 コリント4:1)として、まず神のみことばそのものを深く学ぶ必要があります。
聖書が真の意味で「神のことばである」と確信できるのは、聖書そのものを深く学ぶことを通して、聖霊が私たちに教えてくださることです。ここでのカリキュラムに従って、聖書を学び、その学びを通していかに説教をし、いかに伝道し、いかに牧会するかを学んでいきます。同時にこの時代の痛みにどのように向き合い、行動していくべきかをみことばの学びを通して考えて行きます。
3年ないし4年間、そのような学びと訓練を受けることは、その後の奉仕の生涯にとって掛け替えのない備えになると信じています。ともすれば人間的手法や成功談が跋扈するなかで、主に生涯をささげようとする方々が、この学び舎においてまずみことばに仕える訓練を受けられることを心より願っております。
「単なる叙述ではなく,告白すべき神のことばを伝える使命を与えられたことを自覚させられる」とは、ある研修生が卒業するときに残してくれた言葉です。
聖書神学舎での学びは、学科の学びのみならず、すべての生活での「みことばに仕える」学びを通しての、全人格的な研修です。
主のみことばを、単なる叙述ではなく、告白すべき神のことばとして宣べ伝えることのできる、牧師、伝道者、教会音楽奉仕者を送り出し、教会の、教会による、教会のための働きとして、キリストの教会に仕えることを願っています。
1. 旧新約66 巻よりなる聖書は、はじめそれぞれの著者によって聖霊の完全な指導と監督の下に記された。従って、その記述にはいかなる誤りもなく、神が救いについて人々に啓示しようとされたすべてのことを含み、信仰と生活との唯一絶対の規範である。
2. 生ける真の神は唯一で、永遠から父・子・聖霊の三位でいます方である。
3. 神はことばをもって無から、目に見えるもの見えないものすべてを創造された。従って、すべての被造物は神の絶対主権の下にある。
4. 人類の父祖アダムは、神のかたちとして創造され、神との正しい交わりにあったが、サタンの誘惑により、神のいましめに背いて罪を犯し、罪の咎と汚れをこうむり、霊的また肉体的な死の支配下におかれた。それゆえ、すべての人は罪の性質をもって生まれ、その思いと言葉と行為とにおいて罪ある者である。
5. われらの主イエス・キリストは、真の神にして真の人であられる。主は聖霊によってやどり、処女マリヤより生まれ、世の罪のために十字架の上で死に、三日目によみがえられた。主は天に昇り、神の右に座し、われらのために大祭司の務めをなしておられる。
6. 主イエス・キリストの身代わりの死のゆえに、彼を信じる者はみな、その信仰により義と認められ、罪を赦され、罪の支配より解放される。
7. 聖霊は人に罪を認めさせ、新しく生まれさせて神の子とし、聖潔と奉仕の歩みをさせ、キリストのかたちに似た者とする方である。
8. 教会はキリストのからだであり、キリストはそのかしら、聖霊により生まれた者はみなその肢体である。地上の教会は、そのかしらであるキリストにふさわしく信仰と純潔を保ち、またその命令に従い、すべての造られた者に福音を宣べ伝える。
9. われらの主、また救い主であるキリストご自身は、みからだをもって再臨される。義なる者も不義なる者も、それぞれからだをもってよみがえらせられ、永遠の祝福または永遠の刑罰へとわかち定められる。終りに、主はすべてのものを新たにし、御国を父なる神にお渡しになる。
校長舟喜順一と理事長羽鳥明という当初体制のもとで、諸教会の祈りと支援の広がりにあずかり、神学教育の態勢が整えられました。本科は、四年制大学を修了した者、それと同等と認められた者に、神学修士(M.Div.)に相当する学びを提供することを目指してきました。当初からの三年課程に、拡充を願って1992 年度に四年課程を併置して、現在に至っています。
施設の面では、久我山の借家に始まり、1959 年に東京都杉並区浜田山に土地建物を取得し、さらに拡充した浜田山校舎を中心にした働きが30 年間継続しました。1989年に、羽村市の新校地、新校舎に移転して、現在に至っています。
1982 年に「聖書宣教会」の名称で宗教法人格を取得して財産管理の体制を整えました。
1993 年には「聖書神学舎」に「教会音楽舎」を併置しました。教会音楽舎は、岳藤豪希師の祈りと献身を起点とし、「教会音楽指導者養成講座」を前身として、1980 年から始まった「教会音楽科」が改組されたもので、音楽の賜物をもって教会に仕える働き人の養成に用いられました。2000 年度に新たに「聖書神学舎シニアコース」が開設されましたが、2008 年度から、教会の多様な働き人の育成を目指して「聖書神学舎聖書科」として再出発しました。教会音楽舎の働きは2003 年度に終了して「聖書神学舎教会音楽科」となり、さらに2010 年度より聖書神学舎聖書科の中で「聖書神学舎聖書科・教会音楽専攻」 となりました。それに伴い従来の聖書神学舎聖書科を「聖書神学舎聖書科・聖書専攻」と改称しています。
2005 年に、経営面での過ちを契機として、聖書神学舎のあり方を大きく問われましたが、原点を確認させられ、主の恵みによって再出発させていただきました。ただ主の恵みに信頼し、主だけを恐れる姿勢を堅持して、今後もみことばに仕える伝道者を送り出してまいります。
神学教育部
研修生活部
図書館
聖書神学舎運営委員会
聖書神学舎事務局
聖書神学舎聖書学研究所
聖書神学舎理事会
聖書神学舎評議員会
聖書神学舎監事
宗教法人「聖書宣教会
赤坂 泉(校長・研修生活主任)
伊藤暢人(教務主任)
鞭木由行(図書館長)
田村 将
三浦 譲
矢吹綾子
横山昌英
若井和生
津村俊夫(所長)
三浦 譲(所員)
末松隆太郎(聖書神学舎理事長・栄聖書教会牧師)
赤坂 泉(聖書神学舎校長)
竹内 豪(つつじヶ丘キリスト教会牧師)
三浦 譲(横浜山手キリスト教会牧師・聖書神学舎教師)
小林久実(奈良福音自由教会牧師)
伊藤暢人(永福南キリスト教会牧師・聖書神学舎教師)
山村 諭(茅ヶ崎同盟教会牧師)
森 恵一(保守バプテスト同盟)
清野桂司(日本福音キリスト教会連合)
栗原純人(福音交友会)
塚田直樹(福音伝道教団)
早坂 恭(日本福音自由教会協議会)
藤田 敦(日本同盟基督教団)
松浦 茂(日本バプテスト宣教団)
メイ ジム(センド国際宣教団)
山尾研一(聖書神学舎同窓会)
山崎龍一(高座教会会員)
坂田幸康(OMF ザ・チャペル・オブ・アドレーション会員)
責任役員会
評議員会
監事
ご連絡ください。
赤坂 泉 | 校長 研修生活主任 | 新約学 組織神学 実践神学 神学科目その他
三重大 聖書神学舎
ノースアメリカン・バプテスト神学校
ジョージア州立大
伊藤 暢人 | 教務主任 | 旧約学
早稲田大 聖書神学舎
田村 将 | 旧約学 組織神学
東京外国語大 聖書神学舎
ゴードン・コンウェル神学校
ブランダイス大
三浦 譲 | 旧約学 新約学 組織神学
関西学院大 聖書神学舎
ウェスタン・バプテスト神学校
カベナント神学校 アバディーン大
鞭木 由行 | 旧約学 組織神学 実践神学 神学科目 その他
法政大 聖書神学舎
ゴードン・コンウェル神学校
ジョンズホプキンス大
リバプール大
矢吹 綾子 | 実践神学 教会音楽
埼玉大 聖書神学舎教会音楽科
横山 昌英 | 新約学 組織神学 実践神学
室蘭工大 聖書神学舎
若井 和生 | 歴史神学
静岡県立大 国立フィリピン大
聖書神学舎
赤城 海 | 新約学 神学科目その他
ザ・マスターズ大
ザ・マスターズ神学校
セント・アンドリューズ大
赤坂 恵美 | 実践神学 教会音楽
東京芸術大
石川由紀子 | 教会音楽
国立音大 教会音楽舎
遠藤 芳子 | 旧約学
お茶の水女子大 聖書神学舎
神田 唯志 | 新約学
東京電機大 聖書神学舎
小林 久実 | 組織神学
東北大 京都大 聖書神学舎
末松 隆太郎 | 実践神学
早稲田大 聖書神学舎
フラー神学校
須田 松子 | 実践神学 教会音楽
武蔵野音大 尚美学園
教会音楽舎
野村 天路 | 新約学 組織神学 歴史神学
京都大 聖書神学舎
馬場 義実 | 実践神学 教会音楽
国立音大 教会音楽舎
聖書神学舎
星野 仁子 | 旧約学
秋田大 聖書神学舎
リージェント・カレッジ
本多 卓也 | 旧約学
東京大 日本宣教神学院
聖書神学舎
宗形 和平 | 旧約学 組織神学 実践神学
埼玉大 聖書神学舎
リトル デール | 組織神学
トリニティ・ウェスタン大
サイモン・フレーザー大
リージェント・カレッジ
ゴードン・コンウェル神学校
トリニティ神学校
渡部 和彦 | 実践神学
上智大 聖書神学舎
飯島 千雍子
内田 和彦
久利 英二
津村 俊夫
松本 任弘
(2025年度入学用の情報です。毎年10月に更新します。)
伝道者としての召命が明確であり、卒業後は牧会者・宣教師・伝道者としての働きを目指す方のためのコースです。旧・新約聖書を、原語(ヘブル語・ギリシャ語)で学び、聖書に対する理解を深め、聖書的・神学的視点から福音宣教と教会形成を行うことのできる働き人を育てます。研修生活や寮(単身寮・家族寮)生活を通しての訓練、奉仕教会等での実践的な訓練も重視されています。
1. 新生したキリスト者としての証しを持ち、バプテスマを受けていること。
2. バプテスマ後、少なくとも1年以上、教会において忠実な信仰生活を送っていること。
3. 4年制の大学卒業、またはそれと同等の学力を有すること。
4. 所定の入学試験に合格すること。
在籍期間
3年、ないし4年。課程年数は2年後期開始時に選択します。
各納入金額については、場合により若干変更することもあります。
共通 | 入学金 | 130,000円 | |||
研修費 | 月額 | 29,000円 | (12ヶ月) | ||
・ 申請すれば月額1万円の給付を受けることができます。 | |||||
・ 経済的必要が大きい2名に月額5万円を給付する奨学金があります。 | |||||
・ 研修費全額免除の給付奨学金の可能性が若干名にあります。 | |||||
単身寮 | 寮費 | 月額 | 17,000円 | (10ヶ月) | |
共益費 | 月額 | 600円 | (10ヶ月) | ||
食費 | 月額 | 20,000円 | (10ヶ月) | ||
・ 7、8月を除く | |||||
家族寮 | 寮費 | 月額 | 約 45,000円 | (12ヶ月) | |
駐車場 | 月額 | 5,000円より | (12ヶ月) | (駐車場使用の場合) | |
・ 申請すれば月額1万円の給付を受けることができます。 |
この他、1年と2年次の夏期調整期間中に行われる伝道実習(キャラバン伝道)のための費用が年2万円程度かかります。
単身寮は7、8月(夏期調整期間)に在寮できませんが、希望により調整可能です。
奨学金制度については、こちらをご覧ください。
単位取得基準(カリキュラム)
4年課程 こちら (pdf)をご覧ください。
3年課程(卒業論文選択) こちら (pdf)をご覧ください。
3年課程(卒業研究選択) こちら (pdf)をご覧ください。
場合により今後変更することもあります。
講義概要
各講義の概要は、こちらをご覧ください。
卒業論文/卒業研究の選択
4年課程を選択した場合は、卒業論文は必修です。3年課程を選択した場合は、卒業研究が原則ですが、本人が卒業論文を希望する場合は、教師会の承認を得て、卒業論文を書くことができます。
単位取得免除
1. 入学時に素養試験(ギリシャ語(初級)、ヘブル語、新約通論、旧約通論)を希望し、その成績が75点以上の場合は、当該履修科目の単位として認定されます。素養試験の日時は、希望者の入学試験合格後に調整します。
2. 過去に聖書神学舎聴講生として聖書神学舎の単位を取得し、その成績が75点以上の場合は、教師会の審議を経て当該履修科目の単位として認定されます。
3. 他校で取得した単位は、教師会の審議を経て当該履修科目の単位として認定されます。
4. 過去の拡大教育(聖書講座、聖書科、BBS(ビジネスマンズ・バイブル・スクール))で単位取得した科目は、別途「研修生内規」に定める手続きにより聖書神学舎本科の単位として認定されます。認定単位は1科目あたり2単位です。
出願手続き
こちらをご覧ください
入学試験
こちらをご覧ください
(2025年度入学用の情報です。毎年10月に更新します。)
伝道者としての召命が明確であり、卒業後は教会の多様な働きにつくことを目指す方のためのコース・専攻です。聖書語学はギリシャ語かヘブル語のいずれか一つを選択し、聖書や神学の諸学科を学びます。研修生活や寮生活を通しての訓練、奉仕教会等での実践的な訓練は聖書神学舎本科と同じです。
1. 新生したキリスト者としてのあかしを持ち、バプテスマを受けていること。
2. バプテスマ後、少なくとも1年以上、教会において忠実な信仰生活を送っていること。
3. 4年制の大学卒業、またはそれと同等の学力を有すること。
4. 所定の入学試験に合格すること。
在籍期間
2年。入学後の在籍期間の延長については教師会がその都度認定します。
各納入金額については、場合により若干変更することもあります。
共通 | 入学金 | 130,000円 | |||
研修費 | 月額 | 29,000円 | (12ヶ月) | ||
・ 申請すれば月額1万円の給付を受けることができます。 | |||||
・ 経済的必要が大きい2名に月額5万円を給付する奨学金があります。 | |||||
・ 研修費全額免除の給付奨学金の可能性が若干名にあります。 | |||||
単身寮 | 寮費 | 月額 | 17,000円 | (10ヶ月) | |
共益費 | 月額 | 600円 | (10ヶ月) | ||
食費 | 月額 | 20,000円 | (10ヶ月) | ||
・ 7、8月を除く | |||||
家族寮 | 寮費 | 月額 | 約 45,000円 | (12ヶ月) | |
駐車場 | 月額 | 5,000円より | (12ヶ月) | (駐車場使用の場合) | |
・ 申請すれば月額1万円の給付を受けることができます。 |
この他、1年次の夏期調整期間中に行われる伝道実習(キャラバン伝道)のための費用が2万円程度かかります。
単身寮は7、8月(夏期調整期間)に在寮できませんが、希望により調整可能です。
奨学金制度については、こちらをご覧ください。
単位取得基準(カリキュラム)
受講科目は毎学期教務主任と相談の上、決定します。卒業までに、必修・選択科目合わせて70単位取得することが必要です。
ギリシャ語選択 こちら(pdf)をご覧ください。
ヘブル語選択 こちら(pdf)をご覧ください。
場合により今後変更することもあります。
講義概要
各講義の概要は、こちらをご覧ください。
単位取得免除
1. 入学時に素養試験(ギリシャ語(初級)、ヘブル語、新約通論、旧約通論)を希望し、その成績が75点以上の場合は、当該履修科目の単位として認定されます。素養試験の日時は、希望者の入学試験合格後に調整します。
2. 過去に聖書神学舎聴講生として聖書神学舎の単位を取得し、その成績が75点以上の場合は、教師会の審議を経て当該履修科目の単位として認定されます。
3. 他校で取得した単位は、教師会の審議を経て当該履修科目の単位として認定されます。
4. 過去の拡大教育(聖書講座、聖書科、BBS(ビジネスマンズ・バイブル・スクール))で単位取得した科目は、別途「研修生内規」に定める手続きにより聖書神学舎聖書科の単位として認定されます。認定単位は1科目あたり2単位です。
出願手続き
こちらをご覧ください
入学試験
こちらをご覧ください
(2025年度入学用の情報です。毎年10月に更新します。)
伝道者としての召命が明確であり、卒業後は伝道者として、また教会音楽奉仕者として主の教会に仕えることを目指す方のためのコース・専攻です。聖書神学舎聖書科・聖書専攻における聖書の学びに加えて、聖書に基づく教会音楽の理論と実技とを学びます。研修生活や寮生活を通しての訓練、奉仕教会等での実践的な訓練は聖書神学舎本科と同じです。
1. 新生したキリスト者としてのあかしを持ち、バプテスマを受けていること。
2. バプテスマ後、少なくとも1年以上、教会において忠実な信仰生活を送っていること。
3. 音楽大学卒業、またはそれと同等の学力を有すること。
4. 所定の入学試験に合格すること。
在籍期間
2年。入学後の在籍期間の延長については教師会がその都度認定します。
各納入金額については、場合により若干変更することもあります。
共通 | 入学金 | 130,000円 | |||
研修費 | 月額 | 32,000円 | (12ヶ月) | ||
・ 申請すれば月額1万円の給付を受けることができます。 | |||||
・ 経済的必要が大きい2名に月額5万円を給付する奨学金があります。 | |||||
・ 研修費全額免除の給付奨学金の可能性が若干名にあります。 | |||||
単身寮 | 寮費 | 月額 | 17,000円 | (10ヶ月) | |
共益費 | 月額 | 600円 | (10ヶ月) | ||
食費 | 月額 | 20,000円 | (10ヶ月) | ||
・ 7、8月を除く | |||||
家族寮 | 寮費 | 月額 | 約 45,000円 | (12ヶ月) | |
駐車場 | 月額 | 5,000円より | (12ヶ月) | (駐車場使用の場合) | |
・ 申請すれば月額1万円の給付を受けることができます。 |
この他、1年次の夏期調整期間中に行われる伝道実習(キャラバン伝道)のための費用が2万円程度かかります。
単身寮は7、8月(夏期調整期間)に在寮できませんが、希望により調整可能です。
奨学金制度については、こちらをご覧ください。
単位取得基準(カリキュラム)
受講科目は毎学期教務主任と相談の上、決定します。
ギリシャ語選択 こちら (pdf)をご覧ください。
ヘブル語選択 こちら (pdf)をご覧ください。
場合により今後変更することもあります。
講義概要
各講義の概要は、こちらをご覧ください。
単位取得免除
1. 入学時に素養試験(ギリシャ語(初級)、ヘブル語、新約通論、旧約通論)を希望し、その成績が75点以上の場合は、当該履修科目の単位として認定されます。素養試験の日時は、希望者の入学試験合格後に調整します。
2. 過去に聖書神学舎聴講生として聖書神学舎の単位を取得し、その成績が75点以上の場合は、教師会の審議を経て当該履修科目の単位として認定されます。
3. 他校で取得した単位は、教師会の審議を経て当該履修科目の単位として認定されます。
4. 過去の拡大教育(聖書講座、聖書科、BBS(ビジネスマンズ・バイブル・スクール))で単位取得した科目は、別途「研修生内規」に定める手続きにより聖書神学舎聖書科の単位として認定されます。認定単位は1科目あたり2単位です。
出願手続き
こちらをご覧ください
入学試験
こちらをご覧ください
(2025年度入学用の情報です。毎年10月に更新します。)
既に聖書神学舎、旧教会音楽舎のフルタイムのコースを終了していて(あるいはそれと同等の学力を有していて)、更にフルタイムで学びを継続したい方のためのコースです。
4学期2年まで。
費用
各納入金額については、場合により若干変更することもあります。
寮は、教師会で承認された場合のみ入寮することができます。
各納入金額については、場合により若干変更することもあります。
共通 | 入学金 | 40,000円 | (2学期まで) | ||
60,000円 | (3学期以上) | ||||
研修費1 | 月額 | 1,000円 | (12ヶ月) | ||
研修費2 | 1科目につき、 | ||||
聖書神学舎本科/4年課程 (pdf) および、 聖書神学舎聖書科/教会音楽専攻/ギリシャ語選択 (pdf) または 聖書神学舎聖書科/教会音楽専攻/ヘブル語選択 (pdf) の、当該科目・当該学期の単位数に11,000円を乗じた額。 (月額分納も可:月額2,200円) | |||||
単身寮(入寮者のみ) | |||||
寮費 | 月額 | 17,000円 | (10ヶ月) | ||
共益費 | 月額 | 600円 | (10ヶ月) | ||
食費 | 月額 | 20,000円 | (10ヶ月) | ||
・ 7、8月を除く | |||||
家族寮(入寮者のみ) | |||||
寮費 | 月額 | 約 45,000円 | (12ヶ月) | ||
駐車場 | 月額 | 5,000円より | (12ヶ月) | (駐車場使用の場合) | |
・ 特別な事情がある場合、月額1万円の給付を申請することが可能です。 |
単身寮は7、8月(夏期調整期間)に在寮できませんが、希望により調整可能です。
奨学金制度については、こちらをご覧ください。
単位取得基準(カリキュラム)
場合により今後変更することもあります。
(受講科目は毎学期教務主任と相談の上、決定します。)
開講科目
聖書神学舎本科/4年課程(pdf) および、
聖書神学舎聖書科/教会音楽専攻/ギリシャ語選択(pdf) または
聖書神学舎聖書科/教会音楽専攻/ヘブル語選択(pdf) を参照してください。
各科目について、聖書神学舎特別研修コース以外のフルタイムコースの受講者がいない場合には開講しません。
場合により今後変更することもあります。
講義概要
各講義の概要は、こちらをご覧ください。
出願手続き
こちらをご覧ください
入学試験
こちらをご覧ください
(2025年度入学用の情報です。毎年10月に更新します。)
単独のコースではありませんが、教会に仕えるための学びとして、教会から祈られて送り出される方に、聴講の機会があります。
1. 新生したキリスト者としての証しを持ち、バプテスマを受けていること。
2. バプテスマ後、少なくとも1年以上、教会において忠実な信仰生活を送っていること。
3. 教会に仕えるための学びとして、教会から祈られて送り出されること。
4. 所定の面接試験で入学を認められること。
在籍期間
半期~1年。年度ごとに入学となります。
費用(指定献金)
入学金
年度ごと(1年間)に30,000円。ただし、半期だけ受講の場合は20,000円。
聖書神学舎の研修生、特別研修生(聴講生は含まず)の配偶者は不要です。
聴講料
受講科目の単位数により異なります:
1科目につき、
聖書神学舎本科/4年課程 (pdf) および、
聖書神学舎聖書科/教会音楽専攻/ギリシャ語選択 (pdf) または
聖書神学舎聖書科/教会音楽専攻/ヘブル語選択 (pdf)
の、当該科目・当該学期の単位数に11,000円を乗じた額。
(月額分納も可:月額2,200円)
1. 原則として1学期に3科目、6単位以内の聴講が可能です。ただし、教師会の承認を得た場合この限りではありません。
2. 原則として学期途中からの聴講や受講科目変更はできません。
3. 科目により、他の科目をあらかじめ履修していることを求められる(または期待される)場合があります。当該学期の応募要領と共に配付する「~受講科目の条件について~」を参照してください。要件となる科目を他校で取得した場合、成績証明書の提出や素養試験受験をお願いすることがあります。
開講科目
聖書神学舎本科/4年課程(pdf) および、
聖書神学舎聖書科/教会音楽専攻/ギリシャ語選択(pdf) または
聖書神学舎聖書科/教会音楽専攻/ヘブル語選択(pdf) を参照してください。
ただし、これらの表は2025年度入学者の卒業までの履修予定を表しており、今年度の開講科目とは異なる部分もあります。また、今後変更される場合もありますので、出願の際は提出書類の用紙と一緒にお送りする別冊「2025年度 カリキュラム抜粋」にて今年度の開講状況を確認してください。
各講義の概要
各講義の概要は、こちらをご覧ください。
「聖書神学舎本科/4年課程」の「器楽実習」は聴講できません。
「聖書神学舎聖書科/教会音楽専攻」の科目のうち聴講できるのは、「聖書神学舎本科/4年課程」に同名の科目がある科目、および「教会音楽 III」「賛美歌学」「礼拝学 II」「オルガン学」に限ります。
その他、聴講の性質上、教師会の判断により受講できない場合があります。
出願手続き
こちらをご覧ください
入学試験
こちらをご覧ください
信徒の方のための拡大教育、および卒業生向けの継続教育があります。
2022年度から、従来の拡大教育に加えて、卒業生向けの継続教育をオンラインで始めています。また、拡大教育の内容も見直し、聖書塾、聖書神学舎デイ、教会音楽講座の3つとしています。いずれも詳細は、時期が近づきましたらトップページのNews & Eventsでご案内します。
聖書塾
聖書の基礎的な学びを求めておられる方々のための学びの機会です。
聖書神学舎デイ
若い人や一般の方々を対象に、聖書に親しみ、聖書を読む喜びを共有するための公開講座です。首都圏の教会を会場に行います。
教会音楽講座
みことばを土台とした教会音楽を学ぶための講座です。聖書からの講義、教会音楽の理論(教会音楽史・賛美歌学)、実技(合唱と聖歌隊指導・オルガン・歌唱の分科会)、作曲(聖書朗読からの朗唱など)を前期、後期7回ずつ、月曜日の14時から16時、東京聖書教会を会場にして行います。
継続教育
旧約・新約釈義
原則的に卒業・修了生を対象に、旧約または新約原典を釈義的に学んでいくコースです。2~3月の平日夜の120 分授業で、1講座4回で構成される予定です。講座はすべてオンラインで行われます。
聖書神学舎には、聖書神学舎本科、聖書神学舎聖書科で学ぶ研修生に、その課程を終了するために必要な経済的援助を与えることを目的とする次のような奨学金があります。主の民、主の教会を通して主ご自身が供給してくださることを感謝します。
聖書神学舎奨学金
聖蹟めぐみ奨学金
上田ミッション奨学会
申請
奨学金を申請する方は「要覧」をお取り寄せください。
要覧
カリキュラムを含む詳しい資料です。入学を検討する場合にお取り寄せください。聴講の場合もお取り寄せください。毎年10月に更新します。
パンフレット
パンフレットは毎年10月に更新します。
前年度試験問題のコピー
前年度の筆記試験問題のコピーです。入学試験では筆記試験だけでなく、面接等を含めて、総合的な判断がなされます。毎年10月に更新します。
願書一式
コースによって書式等が異なる場合があります。願書をお取り寄せの場合は希望するコースもお知らせください。聴講の場合も願書一式が必要です。
拡大教育・継続教育のご案内・申込
拡大教育・継続教育は「入学」の扱いではありません。こちらをご覧ください。
聖書神学舎
〒205-0017 東京都羽村市羽西2-9-3
Tel 042-554-1710
(事務取扱時間:火~金 9~16時 土 9~13時)
(日曜、月曜、聖書神学舎の休業日を除く)
2024年度年間スケジュール(pdf)
旧約聖書の原語であるヘブル語の初級文法を1年かけて(後期から翌年度前期まで)学びます。アルファベットや音節といった基礎的なことから始めて、語彙を増やしつつ、聖書テキストを読む力を養います。テキスト:Thomas O. Lambdin, Introduction to Biblical Hebrew(翻訳ノートあり)。
アラム語はヘブル語とよく似た北西セム語です。ヘブル語の知識を前提として数回でアラム語とその文法の全体を概観します。その上でダニエル書を講読しつつ、アラム語の文法を詳しく学んで行きます。最後はエレファンティネ島から発見されたパピルスのアラム語文書に挑戦します。教科書としてF. Rosenthal, A Grammar of Biblical Aramaic を用います。
日本語で旧約聖書をしっかりと読み、前後期一年間で二度通読します。前期はイスラエルの歴史に注意を払いつつ通読し、後期は通史を念頭に置きつつ各書に焦点を当てて通読し、旧約の全体像を把握します。以下の文献を参考にします。Arnold, B. T. & B. E. Beyer, Encountering the Old Testament: A Christian Survey (2nd ed.), Grand Rapids: Baker Academic, 2008.; Kaiser, Jr., W. C. A History of Israel From the Bronze Age Through the Jewish Wars, Nashville: Broadman & Holman Publishers, 1998.; Kaminski, C. M. CASKET EMPTY: Old Testament Study Guide, Charleston: Casket Empty Media, 2013.
旧約聖書緒論の総論として「正典論(正典の決定、外典の問題など)」「ヘブル語本文 (様々な時代の写本からマソラテキストへ、翻訳聖書など)」を学びます。また各論として、聖書批評学で特に問題とされることの多い「イザヤ書」と「ダニエル書」を取り上げます。
聖書の世界としての古代オリエントに旧約聖書を位置づけ、聖書を学ぶための方法論を、創世記?申命記を取り上げて学びます。所謂「文書資料説」の土台となっている聖書批評学の諸問題についても考えます。キッチン,K・A著・津村俊夫訳『古代オリエントと旧約聖書』いのちのことば社,1977 (原書1966). Ska, Jean-Louis, Introduction to Reading the Pentateuch. Winona Lake: Eisenbrauns, 2006等を適宜参照します。
古代カナンの文化・宗教との対比の中で、イスラエルの預言・預言者・預言書について学びます。各書を選んで具体的に取り上げます。ヘッシェル・A・J 著・森泉弘次訳『イスラエル預言者(上・下)』教文館,1992 (原書1962). Hess, Richard S. Israelite Religions. Grand Rapids:Baker Academic, 2007. 等を参考にします。
詩篇のダビデ著作性について、旧約聖書神学の見解も踏まえつつ、聖書と聖書外資料の記述から考えます。また、ヘブル詩の並行法の原則を学び、いくつかの詩篇の釈義を行うとともに、知恵文学の諸問題について考えます。
マラキ書を取り上げ、いくつかの言語学の視点を紹介しつつ、ヘブル語テキストを学びます。言語学は、ディスコース分析、語用論、認知言語学を含みますが、ディスコース分析は、いわゆる物語文を対象とする談話文法と区別し、メッセージや説得の意図をもった預言書のテキスト分析に特化したアプローチを用います。
旧約テキストを原典で読む力を養うために、ヘブル語聖書を皆でひたすら読み進めます。ヘブル語読解に慣れると共に、ヘブル語の統語についての理解を深めることも目指します。Lambdinの文法書の他に、Williams, Ronald J. Williams’ Hebrew Syntax, 3rd ed. を用います。
列王記17章を講読しながら旧約聖書の釈義の方法を具体的に学んで行くクラスです。ヘブル語本文からみことばをどのように釈義し、説教へとつなげてゆくか、その理論から実践までを学びます。教科書的にLambdinの文法書の他に,W. R. Scott, A Simplified Guide to BHS.とR. J. Williams, Williams' Hebrew Syntaxを用います。
ヨナ書を読みながら、散文テキストの釈義の方法を学びます。統語論や語義研究を踏まえながら,さらに一歩進んだ釈義として談話文法や語りの文学といった問題についても序論的な学びをしていきます。
おもにヘブル語の詩文の釈義を学びます。始めにヘブル語の詩文の並行法や韻律について学んだ後、詩篇82篇と22篇を取り上げ、一節ずつ釈義して学びながら、説教へとどのようにつなげていくかを考えます。
イザヤ書52 章13節から53章12節を1節ずつ釈義しながら学び、どのように説教をしていくかを考えます。
旧約神学の序論(歴史や方法論)を学んだ後、「契約」を軸にして旧約聖書における契約の展開,更新,成就を考えて行きます。具体的に取り上げる契約は、いわゆる「アダム契約」「ノア契約」「アブラハム契約」「シナイ契約」「ダビデ契約」「新しい契約」です。最後に旧約聖書と新約聖書との関係を考えます。
テキストの構造、聖書批評学、旧約神学といったことに入門的に触れつつ、レビ記そのものを丁寧に読んでいきます。学びを通して、私たちの信仰の確信であるキリストの贖罪のわざ、礼拝、伝道者としての献身ということについても考える機会としたいと思います。
参考テキスト:S. H. ケロッグ「レビ記」"
エステル記を取り上げ、その執筆背景などを学びつつ、著者が本書を通し示そうとしたものが何であったのか、丁寧に読み取っていきます。歴史的出来事に翻弄されながらも、見えない神を仰いで立つ信仰にも、学んでいきたいと思います。
新約演習と合同のクラスとなります。新約における旧約使用を扱います。旧約のテキストをLXXや新約のテキストと読み比べ、神学的諸問題を扱います。詳細は新約演習の概要を参考にしてください。
アブラハムが飢饉のためにエジプトに下ったときよりはるか以前から、パレスチナは古代エジプトと密接な関係を持っていました。約3000 年にわたる古代エジプトの歴史をたどりながら、出エジプトなど旧約聖書との具体的接点を取り上げて学びます。またエジプトの創造論と聖書の創造論、エジプトの知恵文学と箴言なども取り上げ、両者の歴史的、文化的、言語的関係を学びます。
講義では、受講者が新約聖書を原語であるギリシャ語で読み解く上で必要な語彙と文法の基本を学び、次のギリシャ語中級、講読、さらに釈義へと繋げることを目標としています。内容は、アルファベットの習得から始まって、語彙を増やしつつ、文法の知識と理解を深め、簡単な文章からより複雑な文章にも対応出来るように進めていきます。テキストは、W. H. Davis, ”Beginner's Grammar of the Greek New Testament” ( Haper & Row, 1923) の内田和彦師監訳のテキストを用います。
初級に続き、受講者が新約聖書の原典を読むために必要な、ギリシャ語の更なる習得を目指します。具体的には、中級以上の文法、特に統語論( syntax )を中心とした学びです。主要テキストは、Daniel B. Wallace, “Greek Grammar Beyond the Basics” ( Grand Rapids : Zondervan Publishing House, 1996) です。
新約聖書を立体的に理解するために、背景となる歴史や文化を踏まえ、時間的、空間的な拡がりを理解しながら、新約聖書を読み進めます。また各書の特徴や役割を理解して、新約聖書理解の深化を目指します。クイズと課題提出が多数です。
新約通論(新約全書の概観)に続き、新約各書の著者、執筆年代と場所、背景などを取扱う科目です。聖書が神のことばであることを踏まえつつ、新約聖書の正典論、本文批評(ギリシア語新約聖書資料欄の見方と原典の本文確定)、高等批評(各書の文芸批評)について学びます。本文批評、高等批評については、具体的な箇所とテーマを分担して発表を行います。
クラスの前半において、福音書研究の歴史に触れます。共観福音書問題における歴史批評学と文学批評学の概観を学びます。クラスの後半においては、文学批評学の視点をも考慮した上で共観福音書における並行箇所の違いにも触れ、神学的理解を深めます。また、研究レポートの課題を通して、自ら共観福音書における並行箇所の違いについて考察します。
「使徒の働き」を順番に講解します。文学的・神学的特徴に留意しつつ、本書全体に流れているテーマを探ります。その中で、本書における解釈学的問題や、教会が抱える今日的な問題についても触れていきます。また、テーマ研究レポートの課題を通して、自ら本書におけるテーマ研究ができるようになることを目指します。
ギリシャ語基礎文法、中級文法を学んだ者がそれらを用いて実際に新約聖書を原語であるギリシャ語で講読します。原文で読むことに慣れるとともに、日本語では読み解けない細かなニュアンスをより正確にくみ取る学びです。毎回予習を前提とし、文法や語彙の理解を深めながら読んでいきます。
新約聖書を釈義するための方法論、原則を学びます。釈義説教のための準備、さらには釈義論文を書くための準備ができることを目指します。原則を学んだ後、「マルコの福音書」をテキストとして、受講者は担当箇所の釈義発表をします。また、釈義研究レポートの課題を通して、自ら新約聖書を釈義できるようになることを目指します。
新約釈義Ⅰに続き、パウロ書簡等を対象に、釈義の更なる習得を目指します。原典からの釈義で終らせず、いかに説教へとつなげてゆくかを視野に学びます。
新約釈義I・II で学んだ内容を踏まえて、「ヨハネの手紙第一」を題材として学びます。形態論・統語論・語彙研究・聖書的歴史的文脈研究・神学的考察を駆使して、文意や論点を把握する練習をします。それと同時に、どのように説教をしていくかを考えます。
新約釈義I・II で学んだ内容を踏まえて、「ヤコブの手紙」を題材として学びます。形態論・統語論・語彙研究・聖書的歴史的文脈研究・神学的考察を駆使して、文意や論点を把握する練習をします。それと同時に、どのように説教をしていくかを考えます。
新約神学についての方法論を学んだ後、まず新約研究Iで学んだ共観福音書を旧約聖書の背景という視点で神学的にさらに深く掘り下げます。次に、Thomas R. Schreiner (New Testament Theology [Baker Academic, 2008]) によってまとめられた新約神学の各論について学びます。最後に、今日の福音主義内におけるパウロ神学についての問題をも取り上げます。受講者は新約神学におけるレポート課題を通しても,自ら神学的考察ができるようになることを目指します。
新約聖書の中から一つの書物を取り上げ、執筆背景などの緒論的研究をはじめ、いくつかの語彙研究やテーマ研究を行いつつ、日本語の聖書本文を丁寧に読むことを学びます。後半は、各章を分担して発表する形式で行う予定です。
新約聖書の中から一つの書物を取り上げ、執筆背景などの緒論的研究をはじめ、いくつかのテーマ研究や語彙研究などを行います。
旧約演習と合同のクラスとなります。新約学における今日的な問題の一つである、新約著者による旧約使用について学びます。当該分野における書籍・学術論文を講読し、まとめ、発表する訓練を身につけます。また、個別の旧約引用に関するレポート課題を通して、当該テーマについて自ら考察ができるようになることを目指します。
序論では、まず組織神学の方法論を考えます。その後、神学の前提である聖書そのものを、啓示論、霊感論、聖書論という順番に考えていきます。J. J. デイビス「聖書の教理と神学の学びのための基本聖句集」を副読本として利用します。
聖書が語る神について伝統的な神論の各課題を考えます。神をどのように知るのか。神の可知性と不可知性、神の御名、神の属性、三位一体、神の選び、創造、摂理等。ここでもJ. J. デイビス「聖書の教理と神学の学びのための基本聖句集」を利用します。
人間とは何かについて聖書が教えていることを学びます。人格を持つ被造物としての人間、神のかたち、セルフ・イメージ、罪の起源と拡大、罪の抑制(一般恩寵)、人間の自由といった問題を中心に扱います。主要な参考書は、ミラード・J・エリクソン「キリスト教神学」第三巻、A. A. Hoekema, Created in God’s Imageです。
聖書から、キリストの人格とキリストのみわざを中心に、キリスト理解を深めることが中心です。最初期のキリスト論論争、近現代のキリスト論の形成も簡潔に学びますが、詳細は教理史と現代神学の科目で扱われます。
救済の諸契機を項目別に学んでいきます。扱う範囲は非常に広く、キリストの贖い、召し、新生、信仰と悔い改め、義認、和解、聖化、聖徒の堅忍、救いの確信等です。特に決まった教科書はありませんが、副教材としてジョン・J・デイビス著・鞭木由行訳『基本聖句集』聖書同盟,1990. 及びGrudem, Wayne, Systematic Theology. Grand Rapids: Zondervan, 2000. 等を適宜使用します。
教会論は、すでに自分がそこに属しているため、もう分かっていると思いがちです。けれど今一度、聖書そのものが教会をどのように表現し、教えようとしているのかを確認します。また教会の歴史の中での危機を通して問われたことから、教会とは何かを学びます。
聖書が言及している世の終わりに関する重要な主題、具体的には患難時代、「イスラエル」、千年王国、キリストの再臨、最後の審判等、諸説を視野に入れつつも、聖書の証言・主張を重視する聖書神学に立脚して考察します。特に、救いの完成という視点から、教会が依って立ち、世に発信すべき希望を再確認します。主な参考文献は、M.J.エリクソン『キリスト教神学』第4巻、岡山英雄師『小羊の王国』、『黙示録の注解 恵みがすべてに』等です。
私たちは日本語で聖書を読み、考え、学び、説教し、福音を伝えてゆきます。そのために日本語の特徴について学び、自分が読み、語り、また書き記す言葉への敏感さを養います。課題図書があり、また、ブックレポートを行います。
まずは聖書解釈の歴史を概観し、聖書解釈における問題点を把握します。その上で、聖書解釈における今日的問題点にも触れつつ、聖書著者・テキスト・読者の関係を問い、解釈者の姿勢について考えます。受講者は、授業の途中に聖書解釈についてのブック・レポートを提出します。
現代神学を理解する上で18世紀の啓蒙思想とカントの概念を理解することは重要です。これらの概念が神学にもたらした影響を考慮しつつ、授業の前半では19世紀から20世紀前半までの主な自由主義(リベラル)神学者の概要、後半では20世紀後半から現代にかけての福音派の教会内に生じている「神学のゆらぎ」の実例を検証します。
キリスト教信仰に対する疑問をめぐる代表的な議論を取り上げます。その中でキリスト教信仰を弁証する必要性と意義と限界を考えます。取り上げる代表的な議論としては、神の存在論証、悪の問題、信仰と理性の問題です。また、議論の方法としてコミュニケーションに関する問題も取り上げます。
弁証論の諸分野の中で、「聖書と科学」に特化して学びます。「科学とは何か」「科学の発展とキリスト教」「創造と進化」などの課題を掘り下げて、共に考えます。科学万能主義や無神論的思考に呑み込まれがちな現代人に、みことばに仕える者として、語るべき内容を持てるよう、備えをします。
初代教会から現代まで、教会を通してなされてきた主のみわざの展開と、残された歴史的課題について学びます。主の救いのご計画の中にあって、私たちの立ち位置と務めとを知る手がかりとします。テキストはケアンズを用い、ゴンザレスなど他のテキストも参考にします。
ニケア信条、ニケア・コンスタンチノープル信条、カルケドン信条、偽アタナシウス信条、使徒信条の成立史をたどりながら、三位一体論とキリスト論の成立を歴史的に考えていきます。宗教改革以後は、ルター派、改革派、会衆派、バプテスト派など各教派の信仰告白や信仰問答を取り上げ各教派の特徴を考えます。
ザビエル渡来以来今日までのキリスト教の歴史をたどりながら、特に福音が日本人の心、生活、社会にどのように、どの程度根付いたのかを学びます。同時に、この国が福音化するための宣教や教会形成の課題についてともに考えます。
説教の本質を理解し、説教の実際について学び、説教する備えをします。
説教理論の学びを踏まえて、①キリスト教的主題(教理)、②教会暦および諸行事、③冠婚葬祭およびこの世に即した主題(テーマ)を扱います。主題説教の作成と演習、批評を通じ、主題説教の長所と短所を確認、「主題的講解説教」に繋げることが目標です。
「伝道説教」の意味、意義について考え、各自が説教を準備し、演習します。
決められた旧約聖書の箇所を連続講解説教のようにして各自が釈義し、それに基づいて実際に説教を作成し、クラスの中で合評します。聖書の箇所は、詩文の詩篇と散文の列王記から選んでいます。
新約聖書(マルコの福音書 [予定])から指定された箇所を釈義し、説教原稿を作成し、説教の後に批評しあうことで研鑽を積みます。また数回、全員一緒に説教の作成を行います。
創造から新天新地の到来にいたる聖書全体を「神の宣教」という視点から読み、理解することから始めたいと思います。また、ディアスポラ宣教や包括的宣教など、いくつかの今日的課題についてともに考えていきたいと思います。
日本の在来の宗教と新宗教を知ることを通して日本人の特質や精神性を理解し、宣教のための方策について考えます。キリスト教の異端についても概観し、異端に潜む誘惑と危険についても理解を深めます。
「牧会とは何か。」この基本的な問いを聖書に問い、牧会の本質を理解することを試みた上で、牧会者の資質や自己管理、牧会と牧会者の周辺の諸課題にも目を留め、牧会奉仕に備えます。
牧会を支える働きとしてのカウンセリングについて学び、聖書に即した自己理解と人間理解、コミュニケーションの深化を目指します。
教会組織や教会政治について理解を深め、組織を管理したり運営したりするための実務について学びます。礼典や諸式、教会籍の管理、牧師招聘や会堂建築等、具体的で実際的な諸課題にも注目します。
3年前期までの学びを総合して、各自の使命と賜物の理解に照らして「牧会の神学」を構築します。牧会に関わる聖書箇所を学び、関連の著作を精読し、ディスカッションで理解を深めて作業を進めます。
前期では、牧会上生じてくる実際的な諸問題を取り上げて、その対処方法を探ります。
後期では、牧会者としてのあるべき姿や諸奉仕を考えて行きます。
教会教育の根拠を探り,定義し,目標を定めます。そして,聖霊の働きを留意しつつ,教会教育の枠組み,内容,方法論を考察します。
キリスト者は何を基準に生きるのか、神のみこころをどのようにして知るか、といった倫理の土台を学ぶとともに、労働の倫理、性と結婚の倫理、生命倫理、社会倫理などの研究発表をします。
「礼拝とは何か、どうあるべきか」を旧新約聖書から学んで、聖書の礼拝観を確認します。歴史的に、(中間時代と)宗教改革期以降の礼拝を学びます。「賛美」「聖書朗読」「説教」「聖餐式」などの具体的な項目を聖書から考えます。
礼拝の中で音楽がどのように用いられてきたのかということを、聖書の時代から現代までの歴史を通して、各時代の信仰姿勢をも探りながら概観します。そして、聖歌隊や奏楽奉仕の目的やあり方について等、礼拝における音楽にかかわる営みが、どうあるべきかを共に考え教えられたいと思います。
教会に受け継がれてきた信仰者達の信仰告白である賛美の歌を、時代を追って観察します。その背景にある時代や個人の信仰姿勢を探りながら、現代の賛美歌について教えられたいと願います。研修生が各時代の賛美のことばを観察して分かち合うことにより互いに学びます。
みことばに基づくプロテスタント教会音楽の合唱曲を歌うことを通して、神への賛美を実践します。
オルガンの初歩から、賛美歌、そして前奏曲を弾くことができるように、レベルに合わせた個人レッスンを行います。
少人数のチームでキャラバン伝道に出かけます。キャラバンそのものは夏の短期間で実施されますが、ほぼ通年でなされる計画、立案、準備を含めた全体が実習です。
論文・その他
聖書と神学の学びを助ける英語力を育てるため、英文読解を中心に学びます。語彙、構文理解、速読など、能力に応じた教材と方法を用います。
聖書神学舎のカリキュラムではカバーし切れない、かつ自分で研究したいテーマを設定して、アドバイザー教師と相談の上、独立で研究を進めていきます。これは教師会の承認を必要とします。
ここではおもに卒業論文、卒業研究を前提とした論文の書き方や論文作成のルールを学びます。テーマの設定の仕方、リサーチの方法、論文のための文章論等。その実際的練習のために、仮のテーマを設定し、そのテーマに沿ってリサーチを進めて行きます。
各自が卒業論文、卒業研修のテーマを定めた後、各自が交互にリサーチの発表を行いつつ、研究を深めていきます。
4年課程を選択した場合、必修です。3年課程で卒業論文を希望する人は、教師会の承認を得られた場合に認められます。各自がテーマを設定し、一年間のリサーチを経て論文にまとめます。試問を経て承認されます。
3年課程を選択した場合、必修です。各自が聖書箇所を設定し,一年間を通して一本の釈義ペーパー(卒業論文に準じるもの)をまとめます。
古代からの教会音楽史を、教会の歴史(信仰史、精神史)と関連付けながら概観し、それぞれの時代や個人の信仰が音楽にどのように反映されているのかを、文献から、また楽曲分析から確認します。そこから現代の私たちが目指すべき教会音楽のあり方を考えます。講義と音楽専攻研修生の演習により互いに学びます。
賛美歌の歴史を、背景の教会史、教理史との関連を意識しながら現代まで概観します。その後、教会の遺産である賛美歌のうち代表的なものをとりあげ、歌詞、旋律、リズム等の詳細な観察を試みます。それらが、今日の礼拝における賛美歌選択と、賛美歌創作への一助となることを願っています。講義のみでなく、研修生が各々調べたことを分かち合うことによって互いに学びます。
礼拝について、賛美について、聖書に学びます。キリスト教会の礼拝の歴史を学びます。
オルガンの発達の歴史、オルガンの構造を学び、レジストレーションを自ら決めることができるようにします
オルガンの基本的奏法を学び、コラール前奏曲を中心としたオルガン曲の演奏、会衆賛美のリードの仕方を学びます。
音とことばとの結びつきを理解し、バッハを中心としたオルガン曲の演奏、賛美歌のハーモニー付け、小形式の即興を学びます。
(1)発声法、呼吸法の基礎を学びます。(2)シュッツ、バッハ他の声楽曲を通して、「みことば」を歌うことを学びます。
声楽Ⅰに続き、個々に指導します。賛美の歌を通して、日本語や原語でみことばを歌い、伝えることを学びます。
礼拝や教会学校で使うための「賛美歌」「みことばの歌」等を作ります。基本的な和声と対位法、転調、朗読、朗誦等を経て、そのみことばのもつ豊かな意味を表すにふさわしい曲を探り求めます。
聖歌隊指導の基礎を学びます。
Ⅰ 指揮法の基礎を学び、賛美歌のことばを理解し、指導する方法を学びます。
Ⅱ 総譜奏法の基礎を学び、モテットを指導する方法を学びます。
卒業研究と同じ教会音楽科目を通年で履修します。
卒業研究以外の教会音楽科目を履修します。
1. 1 年次の後期中にテーマを選択します。
2.テーマに基づいて担当講師が決定されます。
3.担当講師の指導を受け、研究をまとめます。
4.研究発表については未定。
5.教会音楽演習、卒業研究は卒業年次に受講することを原則とします。
本図書館は、「聖書は誤りのない神のことば」と告白する福音主義の聖書観に立って旧新約聖書の学術的な研究を行うために必要かつ重要な情報を集めて、聖書の研究者の必要に資することを目的としています。
図書館の特徴
旧新約聖書の原典資料の他に、聖書に関する考古学的、歴史的、言語的、文学的、神学的情報の提供に特化した図書館ですが、教会史(特に日本キリスト教史)や実践神学の分野に於いても特徴のある蔵書を擁しています。
図書館の目指す方向
旧新約聖書の研究のために必要な諸情報(書籍、雑誌、eBook、マイクロフィッシュ、インターネット情報等)を、聖書の研究者に使いやすい方法で提供するために、独自の検索ソフトを用いて、形態の異なる資料を一括して検索が出来ることを目指しています。
聖書神学舎の研修生、聴講生の場合
「聖書神学舎図書館利用の手引き」をご参照ください。
聖書神学舎の教職員の場合
「聖書神学舎図書館利用の手引き」をご参照ください。
聖書神学舎の卒業生の場合
来訪の前にご連絡ください。ご利用は館内での閲覧のみとなります。貸し出しはできません。
利用時間は聖書神学舎の事務取扱時間です。
その他の方の場合
聖書神学舎にご連絡いただき、閲覧願いの提出手続きをお願いします。ご利用は館内での閲覧のみとなります。貸し出しはできません。
利用時間は聖書神学舎の事務取扱時間です。
書名 | The Sacred Bridge: Carta's Atlas of the Biblical World |
著者 | Anson F. Rainey and R. Steven Notley |
出版社 | Jerusalem: Carta |
出版年 | 2006 |
コメント | 優れた聖書地図の出版で知られているCartaから、歴史地理、考古学、アッシリア学、聖書学の情報を屈指した本が出版された。イスラエルのテルアビブ大学のレイニー教授と新約学者のノットレー教授によるもの。聖書を聖書外資料から説明するために、地図の他に、考古学資料の写真や、チャート、アマルナ文書などの一次資料を英訳して関連箇所の説明のために親切に組み込んでいる。地図も写真も素晴らしい。 |
書名 | From Cyrus to Alexander: A History of the Persian Empire |
著者 | Pierre Briant |
出版社 | Winona Lake, Ind.: Eisenbrauns |
出版年 | 2002 |
コメント | 1996年にフランス語で出版された、今や古典的な本の英訳。アケメネス朝ペルシャ帝国の歴史を、クロス大王(紀元前559-522)の即位から330年のアレキサンダーによる征服まで、膨大な資料を屈指して、まとめた1000頁を超える大著。 |
書名 | Ancient Texts for New Testament Studies: A Guide to the Background Literature |
著者 | Craig A. Evans |
出版社 | Peabody, Mass.: Hendrickson |
出版年 | 2005 |
コメント | 本書は、1992年に出版された、Noncanonical Writings and New Testament Interpretationの増補改訂版。外典儀典、死海文書、フィロ、ヨセフスの他、タルグム、ラビ文書、グノーシス文書などの抜粋も含まれており、新約学の有用な資料集として用いられている。 |
書名 | A Handbook of New Testament Exegesis |
著者 | Craig L. Blomberg |
出版社 | Grand Rapids: Baker Academic |
出版年 | 2010 |
コメント | 簡単な用語説明、釈義のためのチェックリストを巻末に収めている、新約釈義のための最新のハンドブック。本文批評から神学理解に至るまでのステップを的確にまとめている。最後の章では、適用における様々な落とし穴についても述べており、全体として有益な入門書。 |
書名 | Justification and the New Perspectives on Paul: A Review and Response |
著者 | Guy Prentiss Waters |
出版社 | Phillipsburg, New Jersey: P & R Publishing |
出版年 | 2004 |
コメント | 最近、新約学会を揺さぶっている NPP (= New Perspective on Paul)運動へのバランスのとれた批評が出版された。E. P. Sanders の下で学んだWatersによる、Sanders, James Dunn, 及びN. T. Wrightの聖書観や信仰義認論に対する批判。伝統的な立場とどう違うのかを、簡潔にわかりやすく説明している。 |
書名 | Magnifying God in Christ: A Summary of New Testament Theology |
著者 | Thomas R. Schreiner |
出版社 | Grand Rapids: Baker Academic |
出版年 | 2010 |
コメント | 「キリストにある神の栄光」を中心的主題として新約聖書の神学をとらえ直す画期的な新約神学。本書は彼の大著(New Testament Theology: Magnifying God in Christ, 2008)の要約版。 |
書名 | Irenaeus and Genesis: A Study of Competition in Early Christian Hermeneutics (Journal of Theological Interpretation Supplement 1) |
著者 | Thomas Holsinger-Friesen |
出版社 | Winona Lake, Ind.: Eisenbrauns |
出版年 | 2009 |
コメント | 紀元2世紀に、当時のグノーシス主義に立ち向かってキリスト教神学の基礎を築いたと言われるエレナイウスの創世記解釈についてのタイムリーな書物。彼による1章2節や26節の解釈は今も注目に値する。 |
研究所内規の抜粋はこちら (pdf)をご覧ください。
報告
2022.4.25の報告はこちら (pdf)をご覧ください。
2023.7.1の報告はこちら (pdf)をご覧ください。
お知らせ
2024年3月に、伊藤暢人氏に聖書学研究所・神学修士のディプロマ(Th.M相当)が授与されました。論文はこちら (pdf)をご覧ください。
1944年生まれ。
所長。聖書神学舎旧約学教師 (1974年~2021年)。文学博士(Ph.D. 1973) ブランダイス大学。 ハーバード大学研究員(1973 年~1974 年)、ティンデル聖書学研究所研究員(1986 年~1988 年)、筑波大学助教授(1975 年~2000 年)を歴任。米国聖書学会編集委員(JBL)を経て、2019 から国際旧約学会編集顧問(VT )。 現在、新日本聖書刊行会理事(編集委員長)、聖書考古学資料館理事長。
著書:Earth and Waters in Genesis 1 and 2 (1989), Creation and Destruction (2005), The First and Second Book of Samuel (NICOT; 2007, 2019)他。
研究領域:創世記 1 ー 11 章、ヘブル詩の並行法、ヘブル語の動詞、談話文法、詩篇、雅歌、サムエ ル記、小預言書、カナンの文化と宗教、創造神話、ウガリト語、比較セム語等。
1961年生まれ。
所員。哲学博士(Ph.D. 2005)アバディーン大学。 東京基督教大学非常勤講師(2008年~2014年)、聖書神学舎講師(2009年~2013年)を経て 現在、聖書神学舎新約学教師(2014年~)。日本長老教会横浜山手キリスト教会牧師(2006年~)。 日本福音主義神学会正会員、聖書釈義研究会正会員、新日本聖書刊行会翻訳研究会会員。
著書:David in Luke-Acts: His Portrayal in the Light of Early Judaism (WUNT 2/23; Mohr Siebeck, 2007), “Son of David” in The Dictionary of Jesus and the Gospels, Second Edition(IVP,2013), “NewTestamentDavid”inEncyclopediaoftheBibleandIts Reception, vol. 6 (Walter deGruyter, 2013) 他。 研究領域:初期ユダヤ教文書と新約におけるダビデ研究、福音書研究、ルカ文書、旧約引用問題 等。